こんにちは。「ZetStart(ゼットスタート)」の管理人「Jin」です。
亡くなった方のYouTubeアカウントやGoogleアカウントをどう扱うべきか、遺族として悩まれる方は多いです。
特にYouTubeチャンネルを持っていた場合、亡くなった後もチャンネルが公開され続けることで、コメントや通知が来続けるケースもあります。
私自身も、弟が使っていたGoogleアカウントをどうするか判断に迷った経験があります。
故人のYouTubeアカウントを削除するには、Googleの遺族向け申請フォームを利用します。
この記事では、故人のYouTubeアカウント・Googleアカウントの削除申請手順と、削除以外の対応方法について解説します。
- 故人のYouTubeアカウントを遺族が削除申請する手順
- Googleアカウントごと削除する方法と必要な書類
- 削除以外の選択肢(チャンネルの非公開・維持)
- デジタル終活としてYouTube・Googleを事前に整理する方法
故人のYouTubeアカウントを削除する方法:遺族による申請手順
YouTubeはGoogleのサービスであるため、故人のYouTubeアカウントの削除はGoogleへの申請を通じて行います。
Googleには遺族向けの専用フォームが用意されており、必要な書類を揃えることで申請できます。
故人のYouTubeアカウント削除に必要な準備と書類
Googleへの申請前に、以下の書類と情報を準備しておきましょう。
必要な書類・情報は以下の通りです。
故人の死亡を証明する書類:死亡診断書または死亡届受理証明書(公的機関が発行したもの)。
申請者と故人の関係を証明する書類:戸籍謄本や戸籍抄本(遺族であることを証明するもの)。
申請者自身の本人確認書類:運転免許証・パスポートなど政府発行の顔写真付き身分証明書。
故人のGoogleアカウント(メールアドレス):@gmail.comや@youtube.comなど。
申請者のGoogleアカウント:申請に使用するGoogleアカウント。
書類はすべてデジタルスキャンが必要です。
Googleのフォームにアップロードする形式のため、スマートフォンでスキャンするかスキャナーを使ってPDFまたは画像ファイルに変換しておきます。
豆知識:Googleへの申請書類は日本語の書類でも受け付けています。ただし英語での対応を求められる場合もあるため、翻訳が必要になることがあります。
Googleの遺族フォームから故人のアカウントを削除申請する手順
故人のYouTubeアカウントを含むGoogleアカウントを削除するための申請手順を解説します。
申請手順は以下の通りです。
Googleの「故人のアカウントについてのリクエスト」ページにアクセスします。
(検索エンジンで「Google 故人 アカウント 申請」と検索するとアクセスできます)
「アカウントを削除する」を選択します。
申請者のGoogleアカウントでサインインします。
フォームに必要事項(故人のGoogleアカウント・申請者情報・関係性)を入力します。
準備した書類をアップロードします。
「送信」をクリックして申請完了です。
申請後の流れについては以下の通りです。
Googleから申請受理の確認メールが届きます。
審査には数週間かかることがあります。
審査完了後、結果がメールで通知されます。
承認された場合、故人のGoogleアカウント(およびYouTubeチャンネル)が削除されます。
Googleアカウントを削除すると、Gmail・Googleフォト・Googleドライブ・YouTubeなど、紐づいている全サービスのデータが削除されます。削除前にダウンロードしたいデータがある場合は事前に申請してください。
故人のGoogleアカウントのデータをダウンロードしてから削除する方法
アカウントを削除する前に、故人の大切なデータ(写真・動画・メールなど)をダウンロードしたい場合は、データへのアクセス申請を先に行います。
データアクセス申請の手順は以下の通りです。
先ほどと同じGoogleの遺族フォームにアクセスします。
「別のユーザーのデータにアクセスする」を選択します。
必要事項と書類を入力・アップロードして申請します。
承認された場合、特定のデータ(Googleフォトの写真・Gmailのメールなど)へのアクセスが許可されます。
アクセスできるデータの種類は申請内容によって異なります。
Googleフォトの写真・動画。
Gmailのメールデータ。
Googleドライブのファイル。
など。
必要なデータをダウンロードした後に、改めてアカウント削除申請を行うという手順が確実です。
故人のYouTubeチャンネルを削除せず非公開にする方法
チャンネルを完全に削除せず、非公開状態にして保存したい場合もあります。
ただし、Googleアカウントにアクセスできない場合はこの操作は難しいため、注意が必要です。
故人のアカウントにアクセスできる場合(ログイン情報がわかる場合)の手順は以下の通りです。
故人のGoogleアカウントでYouTube Studioにサインインします。
「設定」→「チャンネル」→「詳細設定」→「チャンネルを非表示にする」を選択します。
チャンネルが非公開になり、動画が一般公開されなくなります。
遺族として検討すべき選択肢をまとめます。
| 選択肢 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| アカウント削除 | 完全に消去できる | データも全て失われる |
| チャンネル非公開 | 動画を保存しつつ非公開にできる | ログイン情報が必要 |
| そのまま維持 | 手続き不要 | コメントなどが来続ける可能性 |
デジタル終活としてYouTube・Googleアカウントを事前に整理する方法
このような手続きを遺族に任せないために、生前にできるデジタル終活の準備を解説します。
GoogleのアカウントInactivity Manager(無効化マネージャー)を設定する
Googleには「アカウント無効化マネージャー」という機能があり、一定期間ログインがなかった場合の自動処理を事前に設定できます。
設定できる内容は以下の通りです。
一定期間(3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月・18ヶ月)ログインがなかった場合のアクション。
信頼できる連絡先(最大10人)に通知を送り、一部のデータへのアクセスを許可する。
アカウントを自動削除する。
設定手順は以下の通りです。
「myaccount.google.com」にアクセスします。
「データとプライバシー」→「アカウントが使用されなくなった場合の処理方法」をタップします。
「アカウント無効化マネージャーを設定」から設定を行います。
ポイント:アカウント無効化マネージャーを設定しておくと、遺族がGoogleへの申請手続きをする手間が大幅に省けます。デジタル終活として今すぐ設定しておくことをおすすめします。
YouTubeチャンネルの動画を生前に整理する方法
YouTubeチャンネルを持っている場合、デジタル終活として動画の整理もしておきましょう。
生前にやっておくべきことは以下の通りです。
残したい動画と削除してほしい動画を区別し、終活ノートに記録する。
チャンネル全体を削除してほしいか、維持してほしいかの希望を明記する。
YouTubeチャンネルのURL・Googleアカウントのメールアドレス・パスワードを終活ノートに記録する。
収益化チャンネルの場合の注意点があります。
YouTubeパートナープログラム(YPP)で収益を得ている場合、AdSenseアカウントの情報も必要です。
未払いの収益がある場合、遺族が受け取るための手続きが必要になります。
AdSenseアカウントの情報も終活ノートに記録しておきましょう。
まとめ:故人のYouTubeアカウント削除はGoogle遺族フォームから申請
故人のYouTubeアカウントを削除するには、Googleの遺族向けフォームから申請します。
死亡診断書・戸籍謄本・本人確認書類を準備したうえで申請し、数週間の審査を経て削除が完了します。
削除前に大切なデータ(写真・動画)をダウンロードしたい場合は、データアクセス申請を先に行ってください。
このような手続きを遺族に任せないために、生前にGoogleのアカウント無効化マネージャーを設定しておくことが、デジタル終活として最も有効な準備です。
今すぐGoogleアカウントの無効化マネージャーを設定しておくことが、遺族への最大の気遣いになります。
費用・法律に関わる情報は専門家にご相談ください。
Googleのアカウント管理についてはGoogle公式サポートページをご参照ください。


